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バージョン: v8.x

PixiJSができないこと

PixiJSは多くのことができますが、できないことや、追加のツールが必要なこともあります。PixiJSの初心者にとって、PixiJSで解決できるタスクと、外部のソリューションが必要なタスクを区別することは難しい場合があります。プロジェクトを始める前に、PixiJSがニーズに合っているかどうかを知ることは役立ちます。以下のリストは明らかに不完全です(例えば、PixiJSはアヒルではありません)が、サポートを期待する一般的なタスクや機能が多く含まれています。

PixiJSは…フレームワークではありません

PixiJSはレンダリングエンジンであり、レンダリングエンジンの使用時に一般的に必要となるインタラクション管理などの追加機能をサポートしています。しかし、UnityやPhaserのようなフレームワークではありません。フレームワークは、ゲーム作成に必要なすべての機能(ユーザー設定管理、音楽再生、オブジェクトスクリプティング、アートパイプライン管理など)を行うように設計されています。PixiJSは、グラフィックコンテンツをレンダリングすることを非常にうまく行うように設計されています。これにより、新しいテクノロジーへの対応に集中でき、PixiJSのダウンロード速度が非常に速くなります。

…3Dレンダラーではありません

PixiJSは2D用に構築されています。プラットフォーマー、アドベンチャーゲーム、インタラクティブ広告、カスタムデータ可視化など、すべて良好です。しかし、3Dモデルをレンダリングしたい場合は、babylon.jsまたはthree.jsを確認することをお勧めします。

…モバイルアプリではありません

モバイルゲームを作成したい場合は、PixiJSを使用できますが、ネイティブバインディングにアクセスしたい場合は、Apache Cordovaのような展開システムを使用する必要があります。カメラ、位置情報サービス、通知などにはアクセスできません。

…UIライブラリではありません

真に汎用的なUIシステムを構築することは、UnityのUIツールに取り組んだことのある人が誰でも証明できる通り、非常に困難です。速度を重視するというコアフォーカスを維持するために、複雑さを避けることを選択しました。PixiJSのシーングラフとインタラクションマネージャーを使用して独自のUIを構築することは確かにできますが、すぐに使えるUIライブラリは提供していません。

…データストアではありません

設定、スコア、その他のデータを保存するために使用できるテクニックやテクノロジーはたくさんあります。Cookie、Webストレージ、サーバーベースのストレージなど、それぞれに長所と短所があります。PixiJSではこれらを使用できますが、そうするためのツールは提供していません。

…オーディオライブラリではありません

少なくとも、すぐに使えるものではありません。繰り返しますが、Webオーディオテクノロジーは常に進化する課題であり、多くのブラウザで常に変化するルールと要件があります。サウンドエフェクトや音楽を再生するためにPixiJSで使用できる専用のWebオーディオライブラリ(Howler.jsなど)がいくつかあります。あるいは、PixiJS SoundプラグインはPixiJSと連携するように設計されています。

…開発環境ではありません

2Dアートやゲームの構築に役立つツールがいくつかありますが、それらはPixiJSの一部であると期待されるかもしれませんが、私たちはレンダリングエンジンであり、開発環境ではありません。スプライトシートのパッキング、画像の処理、ミップマップまたはRetina対応スプライトの構築など、このタイプのツールには優れたスタンドアロンツールがあります。ガイド全体で適切な場所に、役立つツールの情報を示します。

では、PixiJSは私にとって適切ですか?

あなただけが知っています!次のWebベースプロジェクトに焦点を当てた高速で効率的なレンダリングエンジンを探しているなら、PixiJSは最適な選択肢でしょう。

ネイティブバインディングと豊富なUIライブラリを備えた完全なゲーム開発フレームワークが必要な場合は、他の選択肢を探ってみることをお勧めします。

または、そうではないかもしれません。プロジェクトに必要な完全なフレームワークのサブセットを構築する方が、必要のない機能がついた巨大なAPIを理解するよりも速く簡単です。レンダリングにPixiJSを使用し、プラグインまたはカスタムコードを追加してUIとサウンドエフェクトを追加する、数百もの複雑で豊富なゲームとビジュアルプロジェクトがあります。どちらのアプローチにもメリットがあります。いずれにせよ、PixiJSがあなたのプロジェクトに提供できるもの(そしてできないもの!)をよりよく理解していただければ幸いです。